SolidWorks 2009 の特長と新機能
SolidWorks 2009では以下の3つのテーマを元に、260を超える機能強化が行われており、これまでよりも簡単に短時間で3次元設計に移行できるようになっています。
SolidWorks 2009 開発テーマ
・ CADではなく、設計に集中できる環境を
・ 業務をより迅速に
・ 設計品質の向上
SolidWorks 2009 の特徴と新機能ハイライト
- 大規模アセンブリおよび図面のパフォーマンス向上
- SpeedPak
- Simulation Advisor
- 完結した部品表管理 - SolidWorks Enterprise PDM
- シミュレーション センサー
- 電気系CADと機械系CAD(MCAD)の統合(CircuitWorks)
- 2次元図面機能の強化
- 板金(ソリッドからの変換)
- プラスチック(リップ/溝、リブの抜き勾配)
- アセンブリのクリアランス チェック
大規模アセンブリおよび図面のパフォーマンス向上
規模で複雑なアセンブリを取り扱う際のパフォーマンスが強化されます。現在のビューと操作で必要となる構成部品のみがメモリ内に保持されます。
パフォーマンスの強化により設計作業時間の短縮が提供され、与えられた期間内でより多くの改良作業等を実施することが可能になります。
SpeedPak
SpeedPakは、複雑なアセンブリデータを、参照関係を失わずに作成する新しいテクノロジです。この性能向上は大規模アセンブリと大規模図面の両方に恩恵を与えるものです。
大規模、且つ複雑なアセンブリで作業する場合、SpeedPakを使用することにより、アセンブリおよび図面の編集時に大幅にパフォーマンスが向上します。
Simulation Advisor
多くのスタディ設定メニューにSimulation Advisorが追加され、シミュレーションのほとんどすべてのステップにおいて専門的なアドバイスを提供します。質問形式の直感的なワークフローにより、お客様に対して、プロジェクトの初期段階では分からなかったかも知れない、より効率的で正確な検討の選択肢が提供されます。
単なるウィザードとは異なり、Simulation Advisorは専門家の経験をすべてのお客様と共有することにより、SolidWorksにおける先端技術の効果的な利用を促進するものです。
完結した部品表管理 - SolidWorks Enterprise PDM
カスタムBOMではSolidWorksのアセンブリや図面の変更内容を必要に応じて更新出来るようになりました。これにより、製品構造やBOMに影響を与える設計変更をSolidWorksで実施している間に、カスタムBOMに対する変更を保存することが可能になります。
CADユーザーおよびCADを使わない関係者がSolidWorks Enterprise PDM内でカスタムBOMに変更作業を進めて、後から関連するSolidWorksモデルの変更内容を自動的に更新できるようになりました。
シミュレーション センサー
センサーは、部品やアセンブリの特定のプロパティを監視し、指定された制限値から値が外れると警告を表示します。センサータイプには質量特性、測定、干渉、およびシミュレーションデータがあります。
Simulationでは、センサー機能を用いて許容可能な応力、変位、あるいは部品重量等の設計目標を設定することが可能です。センサーは、複数のスタディに渡って結果を監視し、いずれかの設計目標からはずれた場合にその警告を行います。
このツールを利用することで、設計毎の結果プロットに対する面倒な検証をくりかえす必要性がほとんどなくなります。また、センサーが重要な要素を監視することができます。
電気系CADと機械系CAD(MCAD)の統合(CircuitWorks)
CircuitWorksは、プリント基板とその構成部品を正確なSolidWorksアセンブリに自動構築することが可能です。このアセンブリには、必要に応じて外形、実装禁止領域、アノテーション等を含めることが可能です。 CircuitWorks では、様々なプリント回路基板向けの電気系CADで使用される業界標準の IDF(Intermediate Data Format)をサポートしています。
2次元図面機能の強化
今回のSolidWorksでは、ユーザー定義の図面規格サポート、図面上での様々なBOM編集、詳細な配置制御の強化、新しい印刷オプション、線の太さやスタイルのユーザー定義、スケッチ スロットの詳細化等、図面に対する様々な機能強化が実施されています。
これらすべての機能強化は、製造図面の作成と編集に携わるすべてのお客様に対して、時間の節約と図面品質の向上を提供します。
板金(ソリッドからの変換)
最初に大まかなソリッドの部品設計を行い、後にその部品を板金部品として製造するお客様は少なくありません。このワークフローを採用しているお客様向けに、SolidWorksでは初期のソリッド部品から板金部品を生成する機能を提供するようになりました。
要求される空間にフィットするソリッド部品を最初に作成し、材料の厚み、ベンド エッジ、および必要な展開ラインを指定することにより、その部品を展開することが可能となります。 この新しい機能により、最初の製品設計をソリッド部品として迅速に行い、それを製造可能な板金部品に変換することが可能となります。
プラスチック(リップ/溝、リブの抜き勾配)
プラスチック部品の整列と組み立てが可能なリップおよび溝のファスナーフィーチャーを自動生成できます。また、リブフィーチャーに抜き勾配を適用する際には、部品の他の部分と交差する箇所でその厚みを指定できるようになります。
リップおよび溝フィーチャーの自動生成により、これらの従来の手法を用いた作成よりも、プラスチック部品設計者の作業時間が節約できます。 リブに対する新しい抜き勾配フィーチャーではその厚み制御が強化され、部品の厚みをより一定に保つことが可能になります。
アセンブリのクリアランス チェック
クリアランス検証により、設計者はアセンブリ内にある選択構成部品間の間隔をチェックし、指定した最小値を満足していないクリアランスをレポートすることが可能です。この機能は、SolidWorksで既に提供されている干渉チェックを補完するものです。
"構成部品間のクリアランス検証は、電子パッケージング、エネルギー変換デバイスおよび機関認証の求められる分野を含む、様々な産業分野で非常に重要となります。クリアランス検証は、SolidWorksを新しく利用されるお客様と長い間使い続けているお客様の双方で役立つ機能です。


